まあ、混沌とする災害地でアホ面引き連れて歩き回るわけにも行かず、
兎も角チカラが以前滞在した民宿「アカコッコ荘」に赴いた。
東海汽船が発着する錆ヶ浜港から火山灰にまみれた車で走ること15分、
チカラお薦めの民宿に着いた.
おいらは本当にこれまで様々な土地を旅して、数限りないホテル民宿に滞在してきたが、
このアカコッコ荘ほど「完璧」な宿に出会ったことはなかった。
一見して、普通の民宿。でもビックリしたのがおいらたちの他にも宿泊客がいたっていうこと。
なんて奇天烈な・・・。自分たちのことを省みずに、世の中には災害中にやってくる非常識な
人間もいるもんだと妙に納得。
で、その宿なんだけど、何の変哲もない作り。海水浴と海釣り客しか客は来ないような
雰囲気だった。
しかし、宿の裏はアカコッコ館という三宅島に生息する野鳥や自然をそのまま集めた
パビリオンとなっており、延長線上で宿の庭には有り余る自然があった。
別名「鳥の島」と呼ばれるくらい豊富な種類の鳥に目を奪われながら、
周りの木々のせせらぎを感じて、自分の五感の中で消化する。
そんな中、宿の庭先に遊びに来るアカコッコの歌声に耳を傾けつつ、
ひたすらボーとする。
今自分が災害地にいるとは到底思えないほど、落ち着いた時間を過ごしてしまう。
時たま体感震度を感じる地震があるが、それを除けば完全に
リゾート気分である。仕方なくヴァカンス続行である。
*オノデラ said
「いいね、ここ」
チカラ said
「ああ、そうだな」
*リピート5回
住民及びボランティアの方々が火山灰と戦う北岸の
神着、伊豆、伊ヶ谷地区とは雲泥の差であり、メディアで流されていた
映像はこの三宅島の北の地区ばかりなのである。
真南に位置する坪田地区では「災害中」であることすら感じられない。
何もかも忘れて、大変有意義な時間を過ごさせてもらった。
感謝感謝。
正義の味方のヴァカンスはまだまだ続くのである。