公民館の前に来ると、さすがにこれまでののんびりした南地区の雰囲気とは違って、
被災地の最前線という感じがした。他の地元民もなんだかピリピリしてる。
街並みは火山灰がうっすらと降り積もり閑散としてる。所々に小石が転がっている。
土石流が起きた場所も近い。災害地にいながら、これまでシリアスな場所を
目の当たりにしていなかったので、緊張感でいっぱいになる。それと同時に
三宅島の未来について思わず考え込んでしまう。
本当に噴火がおさまらなかったらどうなるんだろうか?と。
AYAとおかみさんはその公民館に集まった方々とも懇意らしく、みな笑顔で
話しかけていた。AYAがアカコッコ荘に集まったおかみさん達や北地区の
様々な人と談笑しているのを見ると、普通にこの島に受け入れられているのを感じた。
フィリピン人であるAYAがこの島で受け入れられている姿を見ると、
何だかうれしくなってしまった。三宅島の人たちは本当に心やさしい。
一通りの挨拶が済むと、カレーの搬入作業が始まった。また平常心のような顔を
無理して作りながら、わっせわっせと鍋を運んだ。
公民館の中に畳の部屋があり、机が「ロ」の字に並んでいた。そこでボランティアを
して頂いた方々に食事をしてもらうのである。AYAとおかみさんと公民館に
集まっていた地元の方々が、次々とカレーを皿によそっていく。
おいらたちは慌しくカレーと飲み物と一緒に200人分机に置いていく。
そんな作業をしながらも、さっきのおかみさんの話が気になってしょうがない。
早くおかみさんの話の続きが知りたかった。AYAとももっとお話がしてみたかった。
その為には早く仕事を終わらせよう。
持ち前の好奇心がおいらの心の大きなウェイトを占めていた。
その時だった。結構大きな地震が起きた。震度3〜4くらいだろうか。
公民館の中では女性の小さな悲鳴が沸き起こる。
島自体が沈没しちゃうことはないよなって思いながら地震がおさまるのをひたすら待つ。
揺れは数十秒続いた。やっぱり今の三宅島は危険だということを再認識した。
さすがに三宅島に降り立った直後、仙台の実家に連絡をいれておいた。
おいらが海外など危険な場所に赴く際には必ず行う儀式でもある。
予想通り受話器からは母親の怒声が飛んでくる。
何でそんな危険なところに行っているのだ、と。
しょうがないよね、正義の味方なんだから。
そうこうしている内に、ボランティアの方々200名が火山灰撤去の仕事を終え、
続々と公民館に集まってきた。みんなまるで戦場から帰還した兵士のように
勇ましい姿をしている。俺はやったぞ俺はやったぞって感じ。
おいらたちは現場に行けなかった負い目を感じている為であろうか、
みな晴れ晴れとした姿で神々しく感じる。災害ボランティアしてみたかったな。
でも兵站部隊も立派なボランティア活動なんだとチカラと二人して慰め合う。
少し羨む正義の味方。
島女4〜9を一気に読み
"正義の味方"と"AYA"にそして文章に惚れてしまいました。
島女-10早く出してくれ!!!
(匿名希望の31歳より)
松さん、ありがとう。
島女1〜3もちゃんと読めるよ。
右側のRECENT ENTRIESでピックアップ可。
島女10は結構ハードよん。
松さまひさしぶり。
DREAMWEAVER MX ありがとう。パワフルなソフトだね。
web 作成の手法が時代と共に大きく変わっているのを実感したよ。
なにか面白いビジネス書があったら教えてね。
春になったら花見に行こう。
皆のようにあまり良いビジネス書は紹介できませんが…
落ちこぼれが東大を目指す受験マンガの「ドラゴン桜」 結構面白いので良かったらよんでみて。現在7巻まで出ています。