見たり読んだり聴いたりしたものについて、印象を忘れないようにひとこと書いておこう、というのがコンセプトです。
私的備忘録の感ありありですが、よろしかったらコメントなどお寄せください。
(by okmy on '+Diary:s')
Contents
RSS(XML)
「2005年01月」のアーカイブ
2005.01.31 | Posted by | videonews.com

marugeki.jpg[cast] 神保 哲生, 宮台 真司

ギリシャ哲学における「自由」の概念的対立が現代のさまざまな問題にも当てはまるという話はとても興味深かった。

・キュニコス学派(⇒ストア学派):
快楽から身を遠ざけることで自由になる

・キュレネ学派(⇒エピキュロス学派):
快楽から身を遠ざけようと身構えることは逆に快楽に捕らわれることになる
→快楽への参入・離脱の自由こそが真の自由

現代の日本の状況に置き換えると、社会のノイズ的要素を人々から遠ざけよう・見せないようにしようとする方向(「隔離化」)と、人々の社会生活上のリテラシーを上げていこうという方向(「免疫化」)、だと。

上の2つの対立は、結局のところ個人の「強さ」にどれほど信頼をおくのかという話であるような気がする。誰もがキュレネ的な「自由」を実現できるだろうか。快楽におぼれたり社会のさまざまなノイズに振り回されたり、まさにリテラシーの問題。ぜひ社会が「免疫化」の方向で成熟していけばいいと思うし、個人的意気込みとしても常々エピキュリアンになりたいなと思ってはいるけれど・・・。

2005.01.30 | Posted by | movie

beijing_violin.jpg[director] チェン・カイコー
[cast] タン・ユン、リウ・ペイチー ほか

前半、人物描写がちょっとステレオタイプで退屈かなと思った。主人公少年の思春期的反抗の描き方とか、物欲志向にみえて実は傷つきやすいヒロインとか。でも、次第にぐぐっと物語に引き込まれた。言葉少なで素直じゃない少年が最後すべての思いを込めてヴァイオリンを弾く姿に心打たれた。すばらしかった。

それから、お父さんすごくよかった。こういう市井の人物の「よさ」って何にも変えがたい。親が子を思う気持ちとか、音楽を愛する気持ちとか、そういうピュアな心はいつまでも大切にしたいなと思った。

2005.01.29 | Posted by | art

ecsher.jpg[artist] M.C.Escher
[place] そごう美術館

建築装飾美術学校時代の習作から独自スタイルを確立した晩年の作品まで、かなりの分量の展示。エッシャーの作風の変遷をたどることができる。

精密・緻密な描写。地と図、具象と抽象、2次元と3次元の巧みな入れ替わり。無限を感じさせるフラクタル構造。しかしそういった理屈を抜きにして十分に楽しめる「ユーモア」のようなものが作品中の随所にみられ、それがエッシャー作品がこれほど人々に愛されている理由のひとつであるように思った。

2005.01.28 | Posted by | book

media_literacy.jpg[author] 菅谷 明子

副題「世界の現場から」の通り、アメリカ・イギリス・カナダの教育現場におけるメディア・リテラシーの教育方法や、市民団体によるメディアウォッチ活動など、取材結果が報告されている。客観的な視点で現場の状況が語られているので、メディア・リテラシー教育を受けたことのない自分にはとても参考になった。

メディア・リテラシーとは、本書によれば「メディアが送り出す情報を単に受容するのではなく、意図を持って構成されてものとして、積極的に読み解く力」のことである。情報氾濫、多メディア化、また報道側の手法が洗練されていく現代において、受け手側のメディア・リテラシーは本当に大切だと思う。その意味は、単に「メディアを疑う」ことではなく、「情報の意味を積極的に読み解く」ことであり、またそれらを「自分で判断」し「自分の意見を述べる」ことである。むしろそれは一種のコミュニケーション能力なのだと思った。

メディア・リテラシー、きちんと身につけなくてはいけないな、と思う。

2005.01.27 | Posted by | media

goodbeershow.jpg[site] goodbeershow.com

iPodderで見つけた(ディレクトリにBeerってカテゴリがあることに感激!)。

英語なので8割がた推測だけれど、このビールはエールタイプでなんたらかんたら、'Pilsner Urquell' はチェコのビールでどうのこうの、みたいなゆるーい薀蓄をひたすら述べている模様。podcastだとこんなのもありなんだなあ・・・。合間に流れる古臭いカントリーミュージックがいかにもアメリカン。その土地の生活感まで伝わる感じ。

photologにしてもpodcastingにしても、個人のpublishの手段としてすごくおもしろい。テキストベースとはまた異なった表現・伝達の可能性を感じる。

2005.01.24 | Posted by | videonews.com

marugeki.jpg[cast] 神保 哲生, 宮台 真司
[guest] 東 浩紀

今回のマル激はとてもむずかしかった・・・。

どのような物事を語るときにも自分の立ち位置はどこなのだってことが大事なんだってことを何だかあらためてすごく感じた。理論理屈の先には必ず価値判断が立ちはだかっている。自分で物事を理解するっているのはつまりたぶんそういうことなんだなあと。

監視社会、個人的感情としてはすごく嫌。だけど現実的にはもはや後戻りできないところまできてるんだろうなということがわかった。東氏いわく「Amazonの『おすすめ商品』は監視そのもの」って全くその通り。地域的・商店街的コミュニティの崩壊が背景にあるっていう宮台氏のかねてからの言説も全くその通り。だけど自分はやっぱりジャスコやセブンイレブンで買い物してるし、アマゾンの『おすすめ商品』メールにはとりあえず目を通す→クリッククリック・・・。感情的には嫌だなんてイノセントなことはいっていられない(はぁー・・・)。

社会のアーキテクチュアが「監視ですー」となった場合に個人が抗うことはすごく難しい。人々の不安をあおったり、あるいは利便性の実現という形で現れたりするから、「自分が監視されている」っていう風に感じない場合も多いし(「悪い人は監視しといて」的能天気)。本編中の指摘の通り、監視化は本当に「世の中がよくなる」という目的のために進行してるんだろうか、誰かが得をするためだったりしないんだろうか、って疑う必要確かにあるんだろう。冷静になろう・・・。

2005.01.22 | Posted by | music

splendido_hotel.jpg[artist] Al Di Meola

アル・ディメオラは、昔チック・コリアの絡みでちょっこっと聴いたことがあるだけだったので(「スペイン」だったかなあ)、どんな音なのかと興味津々。

本作は1980年録音。フュージョン全盛期。やっぱかっちょいいわ。#7「Splendido Sundance」あたりがアル・ディメオラの本領発揮ってことになるのかな。超絶技巧&スパニッシュテイストてんこ盛り。でも個人的にはポップな#3「Roller Jubilee」も好き。ちなみにこの曲はフィリップ・セスの作曲(ってディメオラと絡んでたんだ、知らなかった・・・)。

2005.01.21 | Posted by | movie

shorinji.jpg[director] リュー・イェットユエン
[cast] リー・リンチェイ ほか

カンフーブームの頃(小学校時代か)、自分はもっぱらジャッキー派だったので、ブルース・リーも「少林寺」もみたことがなかった。なんか、ちょっと怖そうで・・・。

本作、カンフー・アクションがとにかく半端なくすごい!びっくり。 とくにジェット・リーはピカ一。無駄にかっこいい。「そこ、首でバクテンしないで手使えよ!」とか突っ込みたくなる。

「NY Reports」でデラ氏も書いていたけれど、これは男の子なら絶対ハマルね。

2005.01.20 | Posted by | tech

hibernate.gifJavaでのO/Rマッピング、これまでTorqueを使っていたが、どうもこちらで使っているDBとの相性がよくないらしくいろいろ不便があったので、流行のHibernateに乗り換えることにした。

Torqueと同じCriteriaオブジェクトによる検索のほか、SQL(HQL)も使用可らしいので、細かなチューニングができそう。

しかし、オープンソースってすごいなあ。

2005.01.19 | Posted by | movie

[director] Marc Forster
[cast] Johnny Depp, Kate Winslet ほか

とてもよい映画だった。心打たれました。

本作のような映像のムード、上質なアナログ感、ちょっとノスタルジックな空気、すごく好き。ジョニー・デップも、ナチュラルでとてもよかった。

こういう作品をみるとほんと、映画っていいなーって思う。

2005.01.18 | Posted by | book

souk.jpg[author] 松井 彰彦

副題は「市場の経済学・文化の経済学」。

「ソフィーの世界」の経済学版という感じたが、あれほど本格的ではない。ストーリーが稚拙で読み物としては全くたいしたことないと思う。しかし経済の初歩、「お金って何?」というような概念はわりとわかる。子供が読むとよいかも。

「文化の経済学」という「市場の経済学」に対する新しい経済学の流れについて、もっと書かれていればなあ。

2005.01.16 | Posted by | music

[artist] Fela Kuti

1976年発表。
ビートがきもちいい!特に#1!ハービー・ハンコックの「カメレオン」を思い出したりした。

【フェラ・クティ】 〜amazon.co.jpより〜
1938年ナイジェリア生まれ。1997年没。アフリカ音楽、ロック、ジャズ、ソウルなどを融合し、世界中にファンを持つアフロビートの創設者。また音楽だけではなく、ナイジェリアの下層階級(もしくはアフリカ全般)のために闘うアーティストして、レゲエのボブ・マーリーとともに世界中で尊敬されている。97年、彼が死去した後も、フェラ・クティの音楽は息子のフェミ・クティのバンドにより受け継がれ生き続けており、日本でもレベル・ミュージック、クラブ・ミュージックとして絶大な支持をうけている。

2005.01.14 | Posted by | book

nuclear_age.jpg[author] Tim O'Brien
[translator] 村上 春樹

訳者の村上春樹氏がとある著作の中で「この本を訳すことで(凍り付いていた心が)本当にあたためられた」といった旨のことを書いており、それに触発されて読んだ

「まとも」であるがゆえに社会の「狂気」に適応できない主人公という話(という括りが大雑把であることには少々目をつぶって)は、まあよくあるけれど、その人物の半生にわたる心の変遷をここまで丹念に描いた作品はそうないのではないかと思う。1960年代〜のアメリカの情勢を肌感覚として知っていないと、本当の意味でこの小説で描かれた焦燥のようなものはわからないのかもしれないな。とはいえ、自分のような年代の人間でも充分にこの小説のもつパワーにやられた。圧倒されました。

2005.01.12 | Posted by | movie

8mile.jpg[director] Curtis Hanson
[cast] EMINEM

ラッパー主演の映画ってどうなの?商業的過ぎるよなあ・・・って感じで、気になりつつちょっと敬遠してた作品。

エミネム自身の演技というかパフォーマンスはよかったと思う。カリスマってすごいわと再確認。でもやっぱり気になるのが、HipHopの文化からいってこういう映画ってそもそもどうなの?ということかな。

2005.01.11 | Posted by | tech

flickr.gifネット上で写真を公開する方法っていくつもあるようだが、個人的にはこの「flickr」がおすすめ。

単に自分個人のアルバムというだけじゃなく、いろんな国の人が写真をアップしてきてそれをシームレスに見ることができて、とっても面白い。また、ツールが整ってて使い勝手がよく、「Createve Commons」対応なのも好感が持てる。(早速「+Diary:s」の「しろくまフォトログ」で採用!)

「HotWired」の記事

2005.01.04 | Posted by | movie

star_wars_box.jpg[director] ジョージ・ルーカス 他

買ったまましばらく放置していた「スターウォーズ トリロジー DVD-BOX」を正月休みに一気にみた。

個々のエピソードについての感想は省略。デジタル・リマスター版なので、CGなど当初に比べ格段によくなってる感あり(ただ映像の輪郭がくっきりしすぎて何だか味気ないなあと感じる部分もあった・・・)。あと、ヨーダはぜったいマペットのほうがいい!と再確認。

特典のメーキングDVDもよかった。
若きジョージ・ルーカスがハリウッドで格闘するさま、見ていて熱くなる思い。

2005.01.02 | Posted by | music

marcia_lopes.jpg[artist] Marcia Lopes

#2のイントロのアコギにやられた・・・。
Marcia Lopesが何者なのか知らぬまま、視聴して即買い。

サンパウロ発、上質なアコースティック・サウンド。

2008年07月02日
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
Monthly Archives
Category Archives
art [1]
book [15]
media [2]
movie [9]
music [11]
tech [2]
videonews.com [2]